2016年07月12日

オリジナル絵本『とべない鳥』 著:赤鈴 イラスト:まつり

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ある森に2羽の鳥が住んでいました。

この2羽の鳥は、なぜか空を飛ぶことができませんでした。





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2羽のうち1羽の鳥はいつか飛べることを信じて、毎日飛ぶ練習をしていました。

もう1羽の鳥は、そんな彼の姿を見て笑いました。

「そんなことをしても無駄だよ。俺達が飛べるようになる日なんて一生おとずれないのさ」

それでも、頑張り屋な彼はくる日も、くる日も飛ぶ練習をしました。





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練習をしては失敗し、その度にもう1羽の鳥には笑われていました。

身体も傷つき、もうボロボロです。

それでも彼はあきらめませんでした。





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時には辛くて、あきらめかけてしまう日もありました。

泣いてしまう日もありました。





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そんな時は空を見上げて、自由きままに空を飛び回る自分の姿を想像しました。

「ぼくは鳥だ。絶対に飛べる、飛べるんだ!」

彼は自分に言い聞かせ続けました。





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ある晴れた日のこと。

彼はいつものように飛ぶ練習をしていました。もう1羽のなまけものの鳥は、そんな彼の姿をいつものようにながめていました。





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なまけものの鳥はだんだんと眠くなってきて、いつの間にか眠ってしまいました。





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ふと目が覚めると、もう1羽の頑張り屋の彼の姿がありません。周りを見渡しても、彼はどこにもいませんでした。

「おーい!どこにいるんだよー!」

「ここだよー!」

声は上の方からしました。





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なまけものの鳥が声のした上の方を見上げてみると、そこには彼の姿がありました。

「ぼく、飛べたんだ!飛べるようになったんだよ、ぼく!」

彼はすごく気持ちよさそうに飛んでいました。

そんな彼の姿を、なまけものの鳥はうらやましく思い、ながめることしかできませんでした。





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彼はいつまでもうれしそうに笑いながら、飛んでいました。
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posted by UGPシナリオ班 at 19:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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